英彦山;四王寺(しおうじ)の滝・双戸窟(そうとくつ) [mountain]
ここ数年”一月一座”をテーマに書いて来ましたが、今年はなんだかな
一月に一座を超えて登っています。(実は去年もツキイチでは 無かったような 笑)
同じような画像なので、これがいったいいつの写真なのか 自分でも怪しいのですが
これは今日のお写真(=いつも同じもの撮るなよ、というツッコミは置いておいて 笑)
はい、また英彦山です。(これまた、またかよ と仰るなかれ)
まずは朝のご挨拶
鹿に、気が付けば囲まれていました 前方に3頭 私の後ろの藪に2頭。
目の前の鹿は、5m先。
とにかく動かずに、息も潜めて じっと見守ります。
静かに 前脚で落ち葉を掘り、何かを食べているようです。
手が震えました。(ボケ写真しか 撮れておりませぬ)
9日から11日が降雪のピークだったらしく、13日の今日は
雪はガチガチに固まり、ある意味アイスバーンに近い状態のヵ所もありました。
ホント言うと、もうこの時点で アイゼンを嵌めたいんだけど・・・・
4人のパーティーが通り越して行きます。
カッコいいなぁ。
とても絵になる歩き姿。
まさかこの後、この方たちと予想もしない展開になるとは・・・・
衣ヶ池 分岐
ここでかの弘法大師さまが、杖をつき みるみる水が湧きだし
そこで汚れた衣を洗って、先に進まれたのだそう。
いつも何かが映るかな?と思って撮りますが、今日は青い空が映っていました。
分岐を過ぎて、もうグリップが利きません。
アイゼン装着。今日もクイックフィット(6本爪)です。
一番手前の大岩 と つらら
ここのつららで、yamahikoさん(英彦山ボランティア・ガイドさん、いつも彼のブログを参考に登らせてもらって
います)は四王寺の滝の出来を想像しているのだそうです。
ひとつひとつ目印をチェックして行きます。
一本目の大マタギの倒木
M字の木
赤い矢印1本目、赤い矢印2本目・・・・・
前々回に登った時に、教えていただいた『旧・四王寺の滝』
現在の四王寺の滝が、出来上がる前はこの滝の方がまだ水量も多く有名だったとか。
四王寺の滝
素晴らしく成長した滝を経験された方々は、やっぱりその残念さは隠しようもないですが
やっぱり、それ言ったら 滝に悪いかなぁ。
・・・でも、一緒に
去年が良かったとか、おととしが凄かったとか、言ってしまいました、ごめんなさい。
ここで、物凄いことが・・・・
私、今考えたら恐ろしいことをしてしまいました。
ちゃんと行きついてもいないのに『双戸窟(そうとくつ)』への案内を
買って出てしまったのです。
先ほどの4人のパーティーの方々「双戸窟に行かれたことはありますか?」に飛びついたのです。
実は、双戸窟。
昨年中に3回トライして、一度も行きついていません。
下りるだけ下りて智室川まで出て戻ったり、完全に間違えて九大生物研の道に出てしまったり
下りてるつもりがグルっと回っていたり・・・
やっぱりアタシの案内した道は、どうも間違っていた様です。
途中から、登山ルートを示すピンク・テープは とても険しい道となり
雪中時期であればトレースを辿れるという予想は 南側斜面では役に立ちませんでした。
ココは鹿のねぐら。
腐葉土でふかふかのベッドのような下り道の連続でした=一回落ちましたけど(^^;
一旦、お昼休憩を取りました。
この判断が単独の時にはとても出来ないものかもしれません。
とても美味しいコーヒーをご馳走になりました。
一人ではいつもは心細いのですが、こうやって山カフェ 最高です。
700mポイントの展望。
パーティーの中のお一人が、過去に双戸窟に行かれた経験があり
アタシの道迷いを訂正してくださいました。
お陰でこの700m展望台に到達。
そうです、そうです。この展望台です(英彦山では有名ブロガーさんがたくさんいらっしゃって
その中にこの展望台が出てくるのです)
『双戸窟(そうとくつ)』
英彦山の中には、窟が49窟あると言われています。
その中でも、この双戸窟については
平家の落武者伝説の言い伝えが残っており、名前まで今のところちゃんと調べていませんが
姫と侍女がこの窟に身を寄せていたのだと言うのを
あるブログで読んだことがあります。(出典不明)
高千穂家、細川家の墓所でばばばっと飛び立った鳥の群れ。
残念ながら、今日は急登の斜面覚悟で来ていたので、望遠レンズを担いでいません。
50mmで撮ったのをトリミング・・・・イカルの群れでした。
8:45に登山始め、下山は15:30
おみくじは小吉。
やっぱり懸命に仕事をしなさい・・・と。
根雪の下、氷の粒を持ち上げてる何かの芽が ありました。
2015-02-13 22:08
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迷子にならなくて良かった
by ゆうみ (2015-02-13 23:22)
鹿って人間おそう?
こうゆうとこで食べるカップヌードルはめちゃうんまそうだす(・∀・`)
by ふゆん (2015-02-14 01:34)
双戸窟!これまたイイネ~~
しかしたどり着くまで大変そうだわ~
これだけ回って3時半に降りて来れるんだから、足強いわ~~
盛り盛りな滝を一度でも見てしまうと、どうしても比較してしまうのは
仕方ないよね(^^;)/
そんなときの初めての場所の双戸窟、ふふふっこれはたどり着いた
ときの興奮が見えそうだわ~~
by ゆう (2015-02-14 02:15)
頑張りますね 冬山は全くと言うより登山事態無知で、健脚(過去)に任せた山登りに過ぎないんです。凄さ厳しさがヒシヒシと感じられるね。
by 河野 雄 (2015-02-14 05:59)
十分凄い氷瀑だと思います。いいなぁ!
日光、裏見の滝に行こうか?ウズウズ・・・
ウチの実家の裏山には、鹿、猿、猪み~んな出て来ます。
by hanamura (2015-02-14 06:27)
やはりストーリーがあってブログはいいですね。
鹿さんとの遭遇も他の登山者との出会いも双戸窟へ辿り着いたうれしさも
臨場感あふれて経験を共有した気分になれます。
寒さ、辛さは抜きで!
by おはりこ (2015-02-14 08:20)
鹿に囲まれる。。。怖いような羨ましいような(⌒-⌒; )
双戸窟、迷子にならなくて良かったですね
ちょっとハラハラ
by さる1号 (2015-02-14 10:50)
偶然、他の方々といっしょの山行になるというのも楽しそうですね。
「山カフェ」の様子、すごくいいです^^。
「双戸窟」、たどり着けて良かったですね。この写真はmiya_gonさん?
(以前に見た写真と少しばかり印象が違うような...)
by sakamono (2015-02-14 11:33)
こんばんは♪
英彦山ではお世話になりました。
洞窟探検隊、楽しかったですね^^
ご一緒しなかったら 今回もあきらめていたでしょう。
このご縁をうれしく思っています。
ありがとうございました♪
by chiffon (2015-02-15 00:14)
山カフェ、いい言葉ね
カップヌードルにおにぎり、おいしい空気、大気かな
辿りつけてよかった、念願叶いましたね
やったぜ~の写真、Nice!です
by engrid (2015-02-15 00:51)
四王寺の滝、厳冬期の寒さが伝わってきます。
凍結した滝を現地で見たことがありません^^;
最後の一枚、生命のパワーを感じます^^
by joyclimb (2015-02-15 01:09)
鹿との駆け引きはドキドキです。
英彦山にこんな穴があったとは知りませんでした。
by 響 (2015-02-15 22:04)
双戸窟にたどり着けてよかったですね~^^
次回は一人で行けそう?
きっと途中までは合っていると思うので間違えたポイントを覚えておくとよいかもしれません。
by よしころん (2015-02-16 11:51)
>ゆうみちゃま
迷子は毎度のことで(爆笑)
この洞窟にたどり着くまでに、この皆さんを迷子にしてしまいましたww
by miya_gon (2015-02-16 21:54)
>ふゆんちゃん♪♪♪
鹿は人襲わないよ~
だけど、牡鹿の繁殖期は危ないかな(^^;
角が危ないらしいですよん
そうそうそうそう、この山でのカップラーメンって凄く美味しい
この美味しさの為に、山の登るのかもしれないと言っても
過言ではない!(笑)
by miya_gon (2015-02-16 21:57)
>ゆうさま
わかってくれる~???
ものすご~く嬉しかったの!
双戸窟(別名;どくろ岩)、この英彦山の達人さんのブログで
毎回見ていて、とにかく行きたかった!
さすがにこっちのブログでは顔だしはしていないけど
FBではわたくし顔出しておりますわ~(笑)
ほかにも 隣窟、大河辺窟、智室窟、モアイ像 などなどなど。。。
49窟あるもの~
全部行く!とは思ってないけど、まだ行ってない場所が多々あって
また英彦山に行きたくなるのよ~
by miya_gon (2015-02-16 22:02)
>兄ちゃん
私もまだまだ初心者で、アイゼンもうまく熟せているのかは???
自宅では、手袋のまま着脱の練習などなどなど(笑)
昨今は山の雑誌と著作を読みまくっています。
あとは便利なもので、たくさんの山記事を上げていらっしゃる
ブロガーさんらの記事がとても頼りになっています。
あとは一座、一座 重ねていくしかないかな~って思っています。
by miya_gon (2015-02-16 22:06)
>hanamuraさま
ね?ね?ね?
これでも充分楽しめるでしょ~♪
私、氷瀑好きかも?(夏には滝も撮りに行ってるし 笑)
えー?
裏山で、猪 鹿 蝶 え?ぉお!!(゚ロ゚屮)屮
生花札???(違)
by miya_gon (2015-02-16 22:09)
>おはりこさま
ありがとうございます♪
仰ってる通り!
ブログの良いところはコレですよね?(ちょっと長いけど 笑)
気温はマイナスでしたが、そんなの全然感じないんですよ
歩いてるので汗をかいてます。
最初はつけてたネックウォーマー、暑くてはずしました(笑)
なんか脳からもアドレナリン出てて、かー!っとなってる
でも周りは静かな雪なのです。これがまた良いかなぁ~
by miya_gon (2015-02-16 22:13)
>さる1号さま
はい、必死で鹿の目を見ました。
恐さは、気が付いていなかった背中側のやぶに居たことで
そっちは見ていなかったので、びっくりしました。
双戸窟、別名どくろ岩とも呼ばれています。
横からのアングル載せていませんものね(--;
ほんとたどり着けて良かった~
はい、私のブログを読んでスリルとサスペンスを味わってください(笑)
by miya_gon (2015-02-16 22:20)
>sakamonoさま
はい、単独行のわたしにとってはこれはとても貴重なことでした。
不思議なもので、一度もあったことがない方たちでも
こうやって同じ目的を持つと 行動をともに出来るんですね。
コーヒーをちゃんと余分に用意なさってることもびっくりでしたし
見ず知らずのアタシにコーヒー入れてくださったこともビックリ。
勝手に山カフェと呼びました。
なんてない写真かもしれませんが、私はこの写真が今回一番
好きかも?
あ、久しぶりの自分出し(笑)
前回は黄色い山用の雨具着て、ピアノ弾いてるやつだったかな?
津軽三味線弾いてる後ろ姿だったかな?
あれから6㎏も体重減っているんですよ(^^;
顔は真ん丸なんですけどねぇ~
by miya_gon (2015-02-16 22:25)
>chiffonさま
ありがとうございます
こちらこそ、本当にご迷惑をおかけしました。
また、迷って違うルートを教えてしまったo(T^T)o
『洞窟探検隊』
あああ、なんて素敵なお言葉!
でも、お陰でほんとうにお陰で、とうとう行きつくこと出来ましたね!
一人だといつも不安とお友達なんですが、今回は違った
ほんとに皆様のおかげ。
ありがとうございました。
あ!アメブロの方にメッセージ入れています。
by miya_gon (2015-02-16 22:30)
>engridさま
そ~なの~♪
4回目にして、たどり着いたじょ~
ありがとうございます、ありがとうございます~
念願一個叶いましたヽ(^◇^*)/ ワーイ
山で食べる食べ物は、とにかく別物
何でも美味しく感じる。だから、きっと何を持っていっても
美味しいかもしれない(笑)
子どもの好き嫌いも山で治す?(違)
by miya_gon (2015-02-16 22:36)
>joyclimbさま
え?氷瀑をご覧になったことがない?
すみません、どちらに住んでいらっしゃるか
存じ上げないので、なんとも言えないのですが・・・
やっぱりこれ=氷瀑=良いですよ~
一度はトライしてみる価値はあると思います。
最後の一枚、これは何の芽でしょうね?
雪を被ってるんだけど、その芽の周りだけ溶けてる
なんか”かまくら”の中に咲いてる花のようでした。
by miya_gon (2015-02-16 22:41)
>響さま
うそ~ん、絶対響さまはご存知だと思ってました(><;
それとまだ色々英彦山にはあって、窟だけでもあと48種類
謎の巨石、氷もまだ無名の滝がいくつも存在します。
とにかく情報は、ブロガーさんだけしかないので
それを必死に探してのぼります。
毎回、迷子になりますけどね?(笑)
今回この双戸窟(どくろ岩)4回目にしてや~っと到達です。
響さまも お山に挑戦しますか?
by miya_gon (2015-02-16 22:48)
>よしころんちゃま
そうそう、それなのそうなの!
入り口はあってたけど、そこから先のいくつも見える
登山道のマークがあっちにもこっちにも会って
正直どれが正しいルートなのかわからなくなってしまいました。
近い内に一人でもう一度行くべきだと思っています。
でないと自分のルートにならない。
やっぱり自分の足で確かめて、自分のモノにしないとダメですよね。
間違えたところをもう一度 チェック!
ありがとう よしころんちゃん❤
やっぱりアドバイスが的確~
by miya_gon (2015-02-16 22:56)
お山での4人のグループの方との出会い、それで今まで行けていなかった双戸窟にたどり着けたんですね。何度も頑張って登っているのを見ていた、神様のおぼしめしかも?
良い方達と巡り合えて、ほんとうに良かったですね。 ^^
でも、何度か滑ったみたいです ^^; 一人のことが多いようですし、十分気を付けて下さいね。
山カフェで頂く珈琲は美味しいんでしょうね。 ^^v
by moz (2015-02-20 06:44)
双戸窟にたどりつけて良かったですね。
しかし・・やはり心配^^;
十分に気をつけているのもわかってますけどね。。
寒い山でのコーヒー、おいしそうですねぇ。
by sae (2015-02-20 08:00)
>mozさま
この方たちとの出会いで、や~っとこ謎が解けました(喜)
一人ではどうしてもたどり着けなかったんですよね。
どこだろう、どうやって行くんだろう?って他のブロガーさんのあげた写真を
ためつすがめつ する毎晩でしたから(笑)
はい、一度大きく滑り落ちました(恥)柔らかい場所だったので良かった。
コーヒー、とても美味しかったです。
今でも思い出します。
とてもハートフルな方々でした。こういうのって沁みますね。
by miya_gon (2015-02-20 09:01)
>saeさま
ありがと~♪
うん、やっぱり母も心配してるので
もう、そんなに長い年月は登らないと思う
いっしょに登る人が居ない限りね?(いね~な~当分 笑)
60歳くらいまでは、やっぱり登っていたいかな~
コーヒー、美味しかったですよ~♪
こういうの ササっと用意して ササって差し出せて
カッコイイな~って
私は自分だけ食べるので精いっぱいでした(イカンなぁ~)(^^;
by miya_gon (2015-02-20 09:04)
ご無沙汰で〜す!
今更ですが、今年もよろしくお願いします(笑)
雪で余計迷いそうなコースですね〜。
それでも、頑張って行くだけの価値がある氷滝なんですね〜。
写真見て納得しました。大迫力!
一度も行きついてい場所へ案内、、、。
なかなかのチャレンジャーですね。
ホント気をつけて下さいね〜♪
素敵な出会いと風景、ごちそうさまでした。
^^
by Taka_Nao (2015-02-26 18:58)
>Taka_Nao さま~
奥の奥の記事になってしまったー!
許してー!(見てないかもしれないけど^^;)
こちらこそ、ご無沙汰なのでごじゃいます~
え?今年もよろしくでしたっけ?(爆笑)
はい、雪でも迷いそうなコースでしたが
雪こそトレースを誰かがつけてくれていれば♪という他力本願。
はい、やっぱり一ヵ所では物足らず
でも、もっと歩けるようになりたいですね~
山に目覚めるのが遅い年齢からなのが いまだに悔しいです。
こちらこそです。
ご訪問、書きこみ ありがとうございます♪
by miya_gon (2015-03-15 23:06)